
パブリッククラウドの利用が本格化するにつれ、クラウドの利用料金は企業にとって大きな課題になりつつあります。単なる「コスト削減」ではなく、クラウドのコストを可視化し、利用を最適化するというアプローチが必要です。そんな中、欧米ではクラウドの「財務管理」を企業全体で取り組む “FinOps” というアプローチが注目を集めています。 この記事では、FinOps によるクラウドコスト最適化と FinOps の書籍 “Cloud FinOps, Second Edition” をご紹介します。 FinOps によるクラウドコストの最適化 (こちらは、 CloudHealth by VMware Suite Staff による ブログ の抄訳です。) 組織がクラウドで規模を拡大するにつれて、セキュリティの管理と運用の合理化に加え、コストを管理し最適化するための新しいアプローチが必要になることは明らかです。分散したチームの問題は、変化のペースが速く、可視性と説明責任が限られていることと相まって、現実的で苦痛を伴います。特に、予測できないクラウドの請求が利益を圧迫する場合はなおさらです。 クラウド財務管理( FinOps またはクラウド コスト管理とも呼ばれます) は、財務目標の調整と策定、ベストプラクティスによるコスト意識の高い文化の推進、財務目標を達成するためのガードレールの確立、およびビジネス効率の向上を支援する機能です。VMware Aria Cost powered by CloudHealth は、VMware の専用 FinOps ソリューションであり、FinOps Foundationの最初のプレミア メンバーです。 クラウド財務管理はビジネスにどのように役立ちますか? パブリッククラウドでの成功を推進する場合、多くの組織は克服しなければならない最大のハードルはテクノロジに関係していないことに気付きます。組織が直面する最も重要な課題のいくつかは、人材、プロセス、およびツールを、ペースの速いクラウド中心の世界に適応させることです。 このギャップを埋めるために、業界をリードする組織は正式な Cloud Center of Excellence ( CCoE ) を設立しています。CCoE は、組織全体でのクラウドの使用を管理し、機能全体でベスト プラクティスを推進する部門横断的なワーキング グループです。卓越した 3 つの主要分野の 1 … 続き
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